お風呂でやっちゃいけない事

入浴をイメージする画像

お風呂での美容は1日の疲れを癒したり、綺麗になるためには欠かせません。
しかし、肌に良いと思っていたことが逆効果の場合もあるのです。
やっちゃいけないお風呂での美容対策を紹介します。

皮脂を奪う入浴をしない

お風呂の温度は気にしているでしょうか。
半身浴でじっくりと長時間お風呂に入っている人、熱いお湯で短時間で済ませてしまう人がいますが、どちらも注意しなければ皮脂を多く奪う原因ともなりかねません。

例えば熱いお湯では皮膚への刺激がとても強く、皮脂を落すため肌の潤いが逃げやすくなります。
皮脂は一定の温度で溶けやすくなり、入浴だけでも必要以上に取り除くことがあります。
お風呂上りに肌が痒い、乾燥すると感じている方はお風呂の温度が熱くなりすぎていないか注意してください。

そして一見良さそうなぬるま湯での半身浴ですが、長時間湯船に入る人も多いためこちらも注意したい入浴方法です。
長時間の入浴で体内から水分が抜けやすく、肌に必要なビタミンやミネラルも一緒に汗と排泄されてしまうのです。

また肌の保湿に必要なセラミドも失いやすくなり、肌の奥から乾燥しやすいと感じられます。
半身浴の際は長時間の入浴は避けて、肌が乾燥するようならセラミドを補うと良いでしょう。

洗いすぎに注意

皮脂を奪い肌荒れの原因といえば、洗いすぎもいえます。
ナイロンタオルは一見綺麗になったような感じがして、本人も刺激が気持ちよくついつい力を入れすぎてしまいます。
肌が弱い人がやると、健康な角質層が剥がれ、どんどん水分が逃げていきます。

また洗いすぎにより皮脂が多く取り除かれると、皮膚の健康に必要な常在菌が少なくなり、雑菌の繁殖を防ぎきれなくなります。
それに伴い痒みが増えたり、皮膚のニオイが気になるなどのトラブルが起こります。
体や顔の皮膚も必要に応じてあわ立てた泡だけで洗ったり、肌が乾燥するようなら石鹸をつけないことも必要です。

体や顔の汚れは大抵お湯だけでも落ちますが、汚れや皮脂などが気になる場合は、丁寧にあわ立てた泡のみで優しく洗ってください。
また、肌がごわついているのは古い角質がたまっているのではなく、洗いすぎにより健康な角質が乱れ、表面がデコボコになっていることもあります。

乾燥肌が気になる方は、タオルでぬぐうだけでも良く、手ぬぐい洗顔や体洗いも見直してみてください。
酷くなれば肌が炎症を起こし、アトピー肌や細菌感染の原因となるケースも見られます。
皮脂は肌の潤いを保つために必要なものですから、洗い流しすぎには注意することです。
もともと天然の油分があるわけで、後でオイルで保護するより、一番は自分の皮脂を洗い流さないようにするようにしてみてください。