もち肌の作り方

モチ肌


手で触れるともちもちとした肌触の質感は、女性にとってなりたい肌だといえるでしょう。

手のひらが吸い付くようにキメ細やかで、弾力がある肌は努力次第でなることができるのです。毎日のスキンケアにちょっとしたことをプラスし、もち肌を目指してみましょう。
 

クリームでしっかりと蓋をする

もち肌は肌の水分量がちょうど良く、しっとりと潤っているイメージがあります。

そのため化粧水や美容液に重点を置きがちなのですが、意外と見逃されてしまうのがクリーム美容です。自分にあったクリームを使うだけで、朝起きたら肌がもちもちとした感じが味わえます。スキンケアの基本は化粧水や美容液のあとにクリームで蓋をすることです。どんなに保湿力のある化粧水をたっぷりと塗っても、最後に油分で中に入った水分の蒸発を防ぐように蓋をしないと意味がありません。

クリームはベタベタすると避ける人がいますが、夜は少したっぷり目に塗るようにすれば、翌朝の肌の違いが得られます。朝は洗顔で適度に汚れや油分をオフするのですから、この方法なら気にならないはずです。肌の水分量が整ってくると、昼間のオイリー肌や毛穴の開きも目立たなくなってきます。

 

オイル美容をする

クリームが苦手な人ならオイル美容を取り入れましょう。

細胞はひとつひとつがレンガのように並べられており、その間が皮脂で覆われています。天然の美容オイルは皮脂とも馴染みがよく、細胞同士をくっつける働きをしてくれます。

例えばホホバオイルは抗炎症作用、日焼け後のほてりも抑えられる天然のオイルです。抗酸化力に優れ、皮膚を柔らかくする働きがあるため、ニキビ肌やアトピーの方におすすめです。クレンジングとして利用したり、お風呂上りでまだ濡れている肌にオイルを馴染ませましょう。お値段も手ごろなものからあり、べた付きにくくたっぷり使用できます。

オリーブオイルは食品以外にも、スキンケア用として売られているものがあります。オレイン酸を多く含み、肌の老化を防ぐのに役立ってくれます。保湿力が足りないと感じたらハチミツを少量混ぜたものを、入浴後した最後に塗ると肌がもちもちになります。最後にお湯でサッと洗い流せばべた付きもなく、全身もち肌になれます。

アルガンオイルはほかのオイルと比べて2~3倍もの抗酸化力を持つため、アンチエイジングオイルとしておすすめです。100㎏からわずか1リットルしか精製できない貴重なオイルで、お値段は少々高めとなっています。しかし傷跡、ニキビの治療薬としても使われてきた歴史があり、肌を素早く修復するために役立ちます。

お風呂上りに数滴ほど全身や顔に馴染ませ、必要なら化粧水を付けましょう。アルガンオイルの性質により、化粧水が肌の奥までじっくりと馴染んでいきます。また、ラベンダーウォーターに数滴アルガンオイルを混ぜ、それを肌に伸ばす使い方もあります。ほかのオイルがダメという方でも使えるのがアルガンオイルで、高級な美容オイルを使うよりこれのほうが肌への馴染みがよく、ニキビやアトピーの炎症も治まり、毛穴が目立たなくなってきたという人も多いようです。

 

加齢によって効果が無くなることも

先に挙げたオイル美容は、もち肌を作るのに効果的ですが、老化と共に効き目が薄れていきます。これは、肌細胞が加齢によって減少してしまい、オイルやクリームをもってしても、肌の修復がうまくいかなくなるためです。

現在は肌細胞そのものの数を増やす医療技術、肌の再生医療にも注目が集まっています。肌の再生医療とは、抽出した肌細胞を人為的に増やすことで、肌の老化を防ぐ効果があり、肌細胞の数が増加すればオイルやクリームの効果も抜群となるでしょう。再生医療は一般的な医療機関では施行されておらず、専門のクリニックに足を運ぶ必要がありますが、オイルやクリームに対して効き目の悪さを感じている人であれば、治療を受けるのも手です。